【小学生対象】ボルダリングキッズスクールの様子②

今回は木曜16時30分からのレッスンの様子をお伝えしていきます。

1コマのレッスン時間は90分。

今回はレッスンの全体像をご覧いただます。

カメラに向かってみんなでピース!

まずは準備運動です。

ここからだいたい30分かけて身体をほぐして温めていきます。

ボルダリングはいわゆる全身運動であり、強度の高いスポーツとなっています。

そのため、まずは柔軟体操を下半身と上半身に分けて念入りに行なっていきます。

反動をつけながら可動域を広げていきます。
いわゆるダイナミック・ストレッチです。


柔軟体操が終わりました。

次は壁を使ったウォーミングアップ。

最初はぶらさがりです。

腕にかかる負荷に慣れていきます。

はじめての子は10秒と耐えられませんが、やっているうちにみんな1分間は余裕になっていきます!

子どもの適応能力にはいつも驚かされます!



続いては実際に壁を登っていきます。

これもはじめのうちはなかなか上手く登れませんが、1ヶ月も通っているうちにすいすい上まで登れるようになります。


続いてジム全面を利用した横移動トラバース

次第に傾斜がきつくなっていく耐久ゲームです。

お客様のいない時間帯に限って行ないますが、子どもたちに人気のウォーミングアップメニューとなっています。

一列に並んでみんなで出発。
どこまで進めるかゲーム感覚でチャレンジしてくれます。

合間には外でバービージャンプ。

スポーツをするための基礎的な体力を養います。

ウォーミングアップの最後は懸垂。

筋力が足りないうちは足をつけてもOKです。

クライマーとしての基礎的な腕力を養います。


以上でウォーミングアップは終了。

これらは毎週行なっている練習前のルーティンです。

ウォーミングアップが終わったらしばし休憩。
コーチと雑談を楽しんでいるのは小学4年生の女の子です。

休憩時間だと言っても登りたがる子も少なくありません。
子どもたちにとってジムはアスレチックのようなもの。
強制せずとも遊具で遊ぶ感覚で登ることを楽しんでくれます。


さて。

ここから練習本番です。

各人がレベルにあった課題を自分で選び、チャレンジしていきます。

レッスンの特製課題が示されたトポ(壁の地図)。

レッスン課題は毎週異なります。

毎回新しい課題を登ってもらうことで、子どもたちを飽きさせません。

違う課題を与えることの意義はたんに飽きさせない工夫というだけではありません。

新しい課題を登るためにはオブザベーション(課題の観察)が重要になります。

これにより、クライマーとしての観察力と思考力の養成を狙います。

もちろん、こうした能力は全般的な知力の発達にも効果的だと考えています。


登れた課題には自分の名前を記入。

この課題のトポ(地図)は専用ファイルに保存されます。

自分の名前が書かれていなければ、それはまだ登れていない課題。

宿題として自主的に取り組むことも可能なシステムになっています。



レッスンには1年生から6年生まで幅広い年齢の選手が在籍しています。

レベルもまちまちですが、個々人にあった課題に挑戦してもらっているので、無理のなく着実に上達してもらえます。

高い足場に乗り込む技術”ハイステップ”。
なんてことないように見えて、初心者のうちはなかなかできません。

130°の強傾斜。
腰のひねりを上手に利用して効率良く登れています。

まだ3年生ながら2級(上級者レベル)に挑める女の子。
大会での実績も積み上がってきています!

2年以上通ってくれている男の子。
ずいぶん上手になりました!

レッスンはコミュニケーションを取りながら進んでいきます。

課題選びは本人たちに任せていますが、必要に応じてこちらからオススメの課題を提供することもあります。

コーチと課題選びの作戦会議。

まずは自分でチャレンジしてもらい……

苦戦するようならアドバイスを送ります。

まだはじめて2ヶ月ほどの小学1年生。
最初は床から身体をあげるのも苦労していましたが、ずいぶんとクライマーっぽくなってきました。

登れなかったらコーチがアドバイス。
一方的に正解を教えるよりも、相談する感じで指導しています。

レッスンではメリハリを大切にしています。

危険なスポーツですので、登っているときにはもちろん集中してもらうようにしますが、レスト(休憩)のときにはリラックスを意識。

好きこそそものの上手なれ。

楽しみながら自然と上達してもらえたら良いと考えています。

スクール生からは学校であったことなんかも聞かせてもらえます。

店長の娘・千暁ちゃん。
みんなのアイドルです!

レッスンはこんな感じで和やかに進んでいきます。

スクールを続けてきて5年。

実感したことは、強制してやらせても効果は低いということです。

子どもの集中力はそれほど高くありませんし、モチベーションも人それぞれ。

だからこそ、まずは楽しみながら継続してもらうことが大切だと考えています。

もちろん、その結果としてクライマーとしての実績も上がってきているからこそ自信を持ってこの指導法を続けていこうと思えています!

タクマ
タクマ

スクール生の活躍はインスタグラムからご確認いただけますので、ぜひチャックしてみてください

ヒロト
ヒロト

スクールを卒業した選手が在籍するボルダリング部の実績もぜひご覧ください!



さて、今回のご報告は以上になります。

来月はまた別のコマのレッスンの風景をお伝えしていきますので、ぜひ楽しみにしていてください!

スクールに興味のある保護者の方は下のリンクから公式ホームページをチェックしていただけるとうれしいです。

それではみなさん。

ガンバです!


提供:ボルダリングジムBolBol