【ボルダリング部レポート】模擬コンペ in ボルダリングジム MAD ROCK

今回はボルボルが運営しているボルダリング部の活動をご報告したいと思います。


ボルダリング部は中・高校生による選手団。

個人スポーツであるクライミングにおいて、あえてチーム練習を行なうことによって高い練習効果を狙うというコンセプトで活動しております。


そんなボル部が毎月行なっている恒例練習。

それが模擬コンペ。


普段はホームでマンスリー課題を利用して行なっているのですが、今回は別のジムに遠征させていただき、いつもとは違うホールド、いつもとは違う傾向の課題にオンサイトトライしてもらいました。

今回お邪魔したのは……


ボルダリングジム

MAD ROCKマッドロック

ジムのまえで記念撮影

普段からホールド購入などお世話になっているマッドロックさん。

今回はそんなマッドロックさんにチームでお邪魔して、模擬コンペの会場とさせていただきました。

中に入って登る準備中。
お客様の少ない時間帯にお邪魔しました。

ウォーミングアップ

「模擬コンペ」と題する本企画は、その名のとおりコンペを想定した実践的練習。

要するに対人スポーツでいうところの練習試合です。

そのため、ウォーミングアップは各自で行なってもらいます。

こちらから指示する内容は時間や使用してよい壁など最小限。

どうすればベストコンディションで競技に臨めるのかを各人に考えてもらい、実行してもらいます。

まずは集合してコーチが当日の流れを説明。
別のジムで模擬コンペをさせていただけることの意義や価値について、部員たちと共有します。

各人でストレッチ。
時間や内容はあえて指示していません。

ウォーミングアップのためにジム中央のまぶし壁を指定
本番さながらに順番を守りながら交代で使ってもらいます

模擬コンペ準備

ウォームアップの時間が終了したら、いよいよ模擬コンペ開始。

と、そのまえにジャッジシートを配布。

必要事項を記入してもらいます。

各人の実力に合わせた課題をあらかじめ指定。
本番さながらにジャッジしながら登ってもらいます。

各々指定された課題のオブザベを開始。
まもなく競技がはじまります。

競技開始!

準備が整ったところで模擬コンペ開始。

この日は60分間セッション方式で行ないました。

指定されたグレードの課題について、完登数とトライ数で競います。

グレードが公開されているので通常のコンペよりもヒントが多いですが、それでも普段とは違う傾向、触ったことのないホールドの課題に挑むので十分なオンサイト力が必要になります。

当日はジムの壁を4エリアに分けて並んでもらいました。
マッドロックさんの課題は迫力満点!
コンペチックな大型ホールドにぞんぶんに挑めます。

玄関奥は垂壁とスラブのエリア。
逆側にもL字型に垂壁とスラブがあります。
トリッキーな緩傾斜の充実が魅力的です!

コーチも見守るなか課題に挑む部員。
コンペ経験の浅い選手たちのオンサイト力を確かめます。

ダイナミックな動きを要求される課題も豊富。
近代的な課題を意識して練習してきた成果が出ていました。

プッシュからアンダーをとりにいく3級。
マッドロックさんの課題はバリエーション豊富です。

コンペ慣れしている選手はさすがの課題さばき。
実力者の振る舞いを身近で学べるのはチームの魅力のひとつ。

コーナーを利用したルート。
クラシックですが存外、挑戦できるジムは限られます。

「模擬」とはいえコンペ形式。
自然と表情も引き締まります!

と思ったら満面の笑み。
登ることが大好きな選手です。

撮影されて照れ笑い。
プロクライマーになるためにはカメラ慣れも必要でしょうか?

反省セッション

こうして60分間が終了。

その後、登れなかった課題についてお互いに教え合う反省セッションへと移行します。

チーム内の実力者やコーチ、ジムのスタッフさんにアドバイスや想定ムーブを教えてもらいました。

ここからはコーチの指導も入りました

集計とミーティング

反省セッションのさなかに顧問がみんなのリザルトを集計。

模擬コンペですからきっちり順位を出して、選手たちには今回の成果を客観的に把握してもらいます。

提出してもらったジャッジシート
カテゴリー別に集計します。

休憩スペースに全員集合。
お疲れさまでした!

最後はコーチと部長を中心に反省ミーティングを行ないます。

これは模擬コンペのときに限らず、毎回の練習で必ず行なっているルーティンです。

一同、黙想の後に礼をして部活終了です

総括

こうしてマッドロックさんでの模擬コンペが終了しました。

本文中でも触れましたが、マッドロックさんの課題はバリエーションに富んでいて、ダイナミック。

コンペを想定した練習を行なうには理想的な環境でした!

貸し切りで行なった秦野合宿のときのそれとは違い、ほかのお客様がいっらっしゃるなかで譲り合って登ることになりましたが、それが本番のコンペのような待ち時間を生み出し、むしろ練習効果を高めてくれたようにも思います。

改めまして、今回ご協力いただいたマッドロックさんには、この場を借りていまいちどお礼申し上げます!




今回も最後までお読みいただきありがとうございました。

それではみなさん。

ガンバです!


提供:ボルダリングジムBolBol