
お久しぶりです、タクマです。
気温が日増しに高くなっていき、夏の気配が色濃くなってきましたね。
さて、4月には神奈川カップも無事にやりきったぼくは、今年の外岩シーズンをスタートさせました。
外岩ではとくに乾燥が重要になるため、一般的には初秋あたりから登りはじめる方々が多いようですが、寒さが苦手なぼくにとっては夏こそが外岩本番。
実際、昨年7月には小川山が誇るレジェンド級の高難度課題”サマータイム(5.13d)”を攻略しました。
今年も超高難易度課題に挑戦し、外岩クライマーとしてのさらなる成長を狙っています。
そのためには休んでいた身体を外岩用に整えていく必要があります。
そこで赴いたのは小川山!
今回はジムの常連の方々にご同行いただき、夏本番に向けてコンディション向上を図りました。

ご覧のとおり当日は快晴。
気温も20度前後と最高の外岩日和でした。

この旅路も外岩遠征の楽しみの1つです。
まずは”マラ岩”で登攀開始!
みなさん、それぞれのレベルに合わせて外岩のルートを楽しみました。
とはいえ、初級者向けのルートであっても、あくまで外岩。
ジムの課題に比べれば、手も足もはるかに細かくて不親切です。
さらに今回はリードクライミングでしたから高さもあり、やさしいルートと言えでも「落ちたらヤバいかも」という緊張感をぞんぶんに味わうことができます。

難易度は”10b”とやさしめですが、それでも素人は絶対に登れないレベルです。


慣れていない方はトップロープで挑戦!
あらかじめ命綱をかけておくので安心感があります。
この日、ぼくが登ったのは小川山では有名な2課題。
それなりの難易度を誇る課題を1日に2本はなかなかハードでしたが、リハビリにはもってこいの強度となりました。
というわけで、ぼくも本気モードで挑みます!
第1課題はブルースパワー(5.11c)
総合力が試される、小川山が誇る二つ星の人気ルート。
通常は命綱をかけるための器具(ヌンチャク)をあらかじめ壁に用意した状態にしておきますが、今回はそうした器具を設置しつつの登攀スタイル(MOS:マスターオンサイト)で挑みました。

腰に大量のヌンチャクをつけて登ります。
本来なら事前に壁につけておく器具です。

それほど高いグレードではなかったのですが、核心部を抜けたあたりから期せずして本気モードに。
呼吸を整えながら集中力を高め、冷静さを意識しつつ丁寧に登頂しました。

絶景ですね!
続いては今日の個人的なメインディッシュ。
妹岩のイエロークラッシュ(5.12a)
妹岩の左方に独立した黄色い前傾フェースを登る三ツ星の人気ルートです。

シンプルにしてシビアなルートです。
手も足も細かいホールドがたくさんあり、ムーブの選択肢が多く、正解を見導き出すまでに苦戦を強いられました。
とはいえ、そんな試行錯誤がクライミングの醍醐味。
ブルースパワー完登後の疲れがある中で、無事に2撃で攻略することができました。

というわけで、今回は小川山からお届けしました。
夏本番のトライに向けて、テンションもコンディションも上げていくことができたように思います。
ご同行いただいた方々、今回もありがとうございました!
次回もぜひご一緒してください。
また、これをご覧の方からのお誘いも募集しております!
いっしょに外岩を楽しみましょう!
今回も最後まで読んでいただきありがとうございました。
それではみなさん。
ガンバです!
提供:ボルダリングジムBolBol
