こんにちは、ボルダリング部顧問の橘です。
本年度、ボル部は第3期を迎えました。
2年前に発足した当初は小学校を卒業したばかりの可愛い中学1年生の集まりでしたが、その子たちも今では最高学年の3年生となっています。
現在の部員総数はちょうど20名!
ようやく中学1年生から3年生までそろって、部活らしくなりました。
そこで、当部では練習効率の向上と個々のレベルやモチベーションに適した練習メニューの提供を目的として、2チーム制を採用。
そのチームを決める大事なイベント。
それがポイントレースです!
細かいルールはいろいろありますが、基本的にはいたってシンプルな勝負。
制限時間30分以内により難易度の高い課題をより多く登れたら上位です!
つまりテープ課題を利用したランキング戦。
部員たちには実力を競い合ってもらうと同時に、日頃の努力の成果を”ポイント”という目に見えるかたちで把握してもらおうという試みです。
0900〜 アップ時間
今回は夏休み中であることを利用して、平日の開店時間前に開催しました。
本イベントの扱いはコンペと同様。
こちらから行動を指示することはありません。
ルールとスケジューリングだけを伝え、部員たちにはベストを尽くすための準備と戦略を各々で判断し、実行してもらいました!
1000 くじ引き
混雑のために打てる本数が少なくなるという事態を避けるために、参加選手たちを前半組と後半組に分けました。
通常のコンペとは違い、本レースはどれだけ反復練習してきたかを問うもの。
つまり、オンサイト能力を抜きにした、クライマーとしての基礎的な技術と体力を試す内容となっています。
たくさん打てることも強みのひとつ。
限界グレードで劣る選手にはスタミナで勝利するチャンスを与えたいということから、同時に競い合う人数は少なめになるように配慮しています。
1015〜 前半組開始!
まずは前半組に選ばれた部員たちが登り始めました!
神奈川強化選手もコンペ未経験の初心者もいっしょになって、各々の限界を目指して躍動します!!
1100~ 後半組開始
ブラッシングタイムを挟んでから、後半組も競技を開始!
決勝進出者を含む都大会経験者がひしめく激戦グループとなりました!
1130 集計
2組の競技が終了しました。
選手たちには競技中、自分が登れた課題の番号を、指定された用紙に記入してもらっています。
その記録からポイントを算出し、最終的な合計得点で競い合います。
みんなの姿勢に感動!
レースを見守っていた顧問には思うところがあります。
まずは部員たちの成長ぶり。
じつは入部して間もない時点でもレースを開催していたのですが、そのときと比べて点数を大きく伸ばす選手が続出!
とくに新入生たちは、わずか3ヶ月ほどで2倍近くポイントを伸ばした選手がたくさんいました。
そうした成長を間近で見させてもらえたことに、顧問としてすごく感動を覚えます
大げさな言い方をすれば、人間の可能性のようなものを披露してもらったような気がして、とても勇気づけられました!
もうひとつ。
お互いを応援する姿勢。
コンペのときにも見られる光景ですが、普段からいっしょに練習している選手ばかりの部内レースだからこそ、お互いを励まし合う声も一段と活気よく響きます。
お互いの挑戦に声援を送り、失敗にも敬意を払う文化が存在していることを感じ、これも見ていて心が温まる思いがしました。
この部活が選手たちの向上心と自己肯定感を育む場所になっていれば幸いだと、顧問としては強く願います。
今回のご報告は以上になります。
今後は定期的に部活動の様子もお伝えしていければと思います。
今回はその定期連載の初回ということでした。
次回は夏休み合宿の模様をお届けする予定です!
引き続き、ボル部の活躍をお楽しみいただけますよう、よろしくお願いします!
今回も最後まで読んでいただきありがとうございました。
それではみなさん。
ガンバです!
提供:ボルダリングジムBolBol