ユースサマーカップ2023 報告レポート【ボルダリングコンペ】

8月23日火曜日。

”ユースサマーカップ2023”を開催しました。

本大会はBolBolとしては初めての……


中学生・高校生対象のコンペ!


です!


当ジムは小学生を対象としたキッズスクールからはじまり、中学・高校生のユース年代が所属するボルダリング部も運営しております。

若い世代のクライマー育成に力を入れたい当ジムの方針に基づき、このたびは夏休み期間を利用して中学生・高校生を対象としたコンペを実施することとなりました。

今回はそんなコンペの模様をご報告し、中学生・高校生たちの奮闘をご覧いただきたいと思います!

予選セッション

本大会は予選と決勝の2部構成。

総勢25名の選手でまずは予選セッションを行いました。

ボルダリング部(ホーム)から出場した選手も多いなか、初めての中高生コンペだったにもかかわらず外部からも12名の選手が参加してくれました!

予選開始前のオブザベーション。
コンペ初参戦の高校生も来てくれています。

90°壁は前日にホールド交換をしたばかり。
ルート以外のホールドをまぶすこともせず、実質ラインセットです!

参加選手で賑わう会場内。
外部からも10名以上の選手が参加してくれました!

今回は全カテゴリー同時に予選を実施。

さらに出場人数の都合で、ちょっと変則的ではありましたが、予選は4カテゴリーで行ない、その結果に応じて決勝は男女それぞれ3カテゴリーに振り分けるというスタイルで行ないました。

予選開始前に記念撮影。
ボルダリング部と他校の選手でいっしょに撮りました!

石川選手。
丁寧さと力強さの両立した登りで女子ミドル決勝に進出しました!

山岳部に所属する高校生の長谷川選手。
これがコンペデビュー戦だったそうです!

同じく高校の山岳部に所属する石原選手。
彼女もまた初めてのコンペでした。

伊藤選手。
小柄ながら卓越した瞬発力で女子エキスパート決勝に進出!

塚本選手。
バランシーな課題を見事に登りミドル決勝に進みました!
もともとはキッズスクールに通ってくれていた松本選手。
引っ越した先から出場してきてくれました!

同じく元スクール生の松平選手。
神奈川県強化選手である実力者です。
ボル部の部員とは今でもゲームで遊んでいるのだとか。

予選はセルフジャッジ制を採用。
自分の直後に控える選手に審判をお願いします。

全カテゴリー同時に行なったためになかなか混雑具合。
一般的な予選よりも長く、70分を制限時間としました。

当日は選手たちの保護者や引率の山岳部顧問の方々もご来場。
2階から応援の声がにぎやかに響きました。

ボルダリング部(ホーム)勢も大奮闘。
神奈川カップで決勝進出を果たした中学1年生の渋谷選手。
本大会でも女子エキスパートに進出しました。

同じくボルダリング部の渡邉選手。
本格的にクライミングをはじめてまだ半年ほどです。
初コンペにもかかわらず8課題中5完登の大健闘!

同じくボル部の加藤選手。
神奈川カップ、都大会と健闘するも悔しい思いをしていた彼女。
今回はエキスパート決勝に進出し、着実な成長を見せてくれました!

かくして予選70分が終了。

保護者の方々の声援はもちろん、選手同士でも励まし合う声が会場に終始響きました。

予選終了後、選手たちにはその後の段取りを説明。
決勝進出者の発表を待ってもらいました。

ホームの選手たちには予選課題のテープはがしを手伝ってもらいました。
元キッズスクール生だった選手も協力してくれることに。
「みんなでつくるコンペ」という感じになりました。

決勝

決勝進出者の発表後、選手たちにはアイソレーション(控室)に移動してもらいました。

決勝はワールドカップ方式。

はじめにオブザベーションの時間を独立して設けたのち、選手たちには1人ずつ課題に挑戦してもらいます。

自分以外の選手の登りを見ることができないオンサイト方式です。

最初に行われたのは女子の決勝。

エキスパート、ミドル、そしてビギナーと、予選の結果におうじて3カテゴリーに分かれて競い合ってもらいました。

決勝に進出した女子選手の集合風景。
まずは課題に背を向けて並んでもらいました。

そしてオブザベーションタイムがスタート。
各課題で2分ずつ、3本で計6分間です。
写真はミドル決勝に進出した3名。

各々のカテゴリーで決勝進出者は3名ずつ。
カテゴリーごとに異なる課題をオブザベします。

エキスパート進出者3名のオブザベ。
スタートホールドも触ってみて入念に行なっています。

ビギナー決勝に進出した三名。
実際に手を動かしてみてイメトレしていますね!

オブザベタイムが終了。

いよいよ決勝スタートです!

先発の選手が開始の合図を待っています。
スクール卒業生の遠矢選手です。
中学では新しいスポーツをメインに頑張っているようです!

ボルダリング部から参戦している樋口選手。
クライミング歴としてはまだまだビギナーな彼女。
にもかかわらず、今回はミドル決勝で奮闘してくれました。

次の順番の選手は後ろを向いて待機。
なんだか瞑想しているみたいですね。

ビギナー決勝に挑む小林選手。
コンペ決勝に進出したのはこれが初めて。
大躍進です!

エキスパート決勝の最難課題。
初手の小ぶりな三角ボテが鬼門でした。

続いては男子決勝。

草コンペとはいえ、エキスパートクラスには神奈川県強化選手が2名も進出するという超ハイレベルな内容となりました!

男子たちもまずはオブザベから。

エキスパートの第1課題は新設された初段。
登っている中学3年生の渋谷選手は見事に完登。
この課題は年末まで残っているのでぜひ挑戦しにきてください!

続いて松平選手も見事に完登!
神奈川強化選手は伊達ではありません。

エキスパート3名の最後は原選手。
松平選手と同様、神奈川強化選手です。
実力者なうえにホームとあってこの日は圧巻の登りっぷりでした!

男子ビギナー決勝に挑んだ千名選手。
初コンペにして決勝進出を果たしました!

同じくビギナーに挑んだ伊藤選手。
ボルダリング部からの参戦です!

同じくボル部から決勝進出を果たした内田選手。
ミドル決勝で奮闘しました!

表彰と閉会

男子の決勝を終えて、当日に全競技が終了しました。

選手たちは一度集合して表彰に移ります。


それでは。

本大会の入賞選手たちをご覧にいれます!


女子ビギナー

1位:松本選手

2位:遠矢選手

3位:小林選手

遠矢選手(左)、松本選手(中央)、小林選手(右)

女子ミドル

1位:石川選手

2位:塚本選手

3位:樋口選手

塚本選手(左)、石川選手(中央)、樋口選手(右)


女子エキスパート

1位:渋谷選手

2位:伊藤選手

3位:加藤選手

伊藤選手(左)、渋谷選手(中央)、加藤選手(右)

男子ビギナー

1位:伊藤選手

2位:渡邉選手

3位:千名選手

渡邉選手(左)、伊藤選手(中央)、千名選手(右)

男子ミドル

1位:内田選手

2位:平本選手

3位:松島選手

平本選手(左)、内田選手(中央)、松島選手(右)

男子エキスパート

1位:原選手

2位:松平選手

3位:渋谷選手

松平選手(左)、原選手(中央)、渋谷選手(右)

以上が表彰台を飾った選手たちとなります。

好成績をあげられた選手たちには、その健闘を讃えて記念品を贈呈させていただきました!

用意したアイテムの中から好きなものを選んでもらいました!

なお、詳細なリザルトは以下からご覧になれます

総括

こうして第1回ボルボルユースサマーカップは無事に終了しました。

当ジムとしても初めての試みだったため、いろいろな不手際があり、選手やご観戦いただいてた保護者の方たちにはご迷惑をおかけするところもあったかと思います。

その一方で、不足しがちなユース世代の競争の場を設けることができたことは、ジムを運営していくうえでの新たな誇りとやりがいになったように感じます。

これからBolBolはキッズからユースまでの若い世代のクライマーたちの活躍を積極的に応援していくつもりです。

年末にはキッズコンペ(小学生対象)もありますし、来年もサマーユースカップは開催する予定です。

ぜひとも続報をお待ちください!

改めまして、本大会に参加してくださった選手たち、観戦してくださった保護者や引率者の方々、ならびに運営ボランティアのみなさまに、この場をお借りして今一度感謝申し上げます。




今回も最後までお読みいただきありがとうございました。

それではみなさん。

ガンバです!


提供:ボルダリングジムBolBol