【小学生対象】ボルダリングキッズスクールの様子⑤

今回は水曜日18:00からのレッスンをご紹介します。

このクラスはたいへんユニークです!


なにがユニークなのかご覧いただいていればすぐにおわかりになりますが、まずはいつものストレッチをしてもらいましょう。


コーチがほとんど指示せずとも、みんな慣れた手際でてきぱきとストレッチを行なうレッスン生たち。

遅い時間帯で高学年が多いため、落ち着いた雰囲気でベテラン感が漂っています。

ここまではふつうの光景。


ところが、柔軟体操を終えたあとで一人の少年がおもむろに動き出しました。


身体を引き上げた状態で静止!

そもそもが静止画なのでお伝えしづらいですが、筋力によって空中に身体を固定しています。


これだけでも十分すごいのですが、とはいえこれだけではただの懸垂。

そこで後ろに回ってみると……






中指1本!

超人的な指の強さです!!

身軽な小学生とはいえ、これは相当な鍛錬のたまもの。

かなりの実力者である証です。



ですが。

すごいのは彼だけではありません。


女の子もできちゃいます!

さきほどの男の子に触発されてトライしてみたらできてしまいました。


さらにもう1人!

まだウォーニングアップの時間だというのにもかかわらず、”指1本懸垂”というスーパープレイを連続3人も成功させてくれました。



じつはこのクラス

当ジム屈指の実力者ぞろいなんです。

キッズスクールではレベル別にクラスを分けてはいないのですが、所属する生徒によって各クラスに個性が生まれます。

振替で参加した生徒がそのクラスの雰囲気を気に入って移籍する、なんてこともときどき起こります。

時間帯も雰囲気も、生徒当人にあったクラスを選んでいただきたいと思います。




つづいては夜の街を疾走!

なかなかのスピードです。

これもウォーミングアップの一環として普段から行なっています。


スタート前からこの躍動感。

テンション高くて楽しそうです。




さて。

軽く汗を流したら、ふたたびジム内に戻ります。

壁を使ったアップを開始。

自由に8本登ってもらいます。

はやく登りたくてうずうずしていたのか、みんな勢いよく登りだしました。




スクール名物”ドーンジャンケン”。


ジムの全面を使い、2チームが左右の端からそれぞれ横移動してきて、鉢合わせになったらじゃんけんをします。


じゃんけんに負けたら壁から降りて最後尾へ。

ほかのお客様がいない時間帯にかぎり、アップの一環として行なう人気ゲームです。


勝利チームのガッツポーズ。

身体も温まって準備完了です!




レッスン本番

それぞれが自分のレベルにあった課題の書かれたトポ(壁の地図)を持って、オブザベーションを開始します。


オブザベーションとは英語の意味するとおり、壁を観察する行為です。

こんなふうに使って良いホールドが指定されています。

課題を覚えることはもちろん、どう登るのかをイメージして攻略の糸口を見つけます。

記憶力と想像力が試されると同時に養われる、クライマーの必須スキルです。


観察が終わったら実際にトライ。

小学3年生の女の子です。

登っているのは中級者レベル(4級)の課題。

まだ低学年ですが、抜群の成長スピードを見せてくれています!


こちらは最上級生のリホさん。

さきほど中指1本懸垂を披露してくれた実力者です。

上級者レベルの課題(1級)をきれいに登っています。


同じく6年生のルキくん。

身体を振って勢いをつけて飛び出す、コーディネーションと呼ばれる動きに挑戦中です。

最近のクライミングではこうした体操的な動きも求められるようになり、より全般的な運動技能が養える競技へと発展しています。


ただいまコーチと相談中。

いっしょに反省し、課題の攻略のポイントを模索します。


当スクールは生徒主動。

こちらから登り方を細かく指示することはせず、生徒が困っているタイミングを見てアドバイスをします。

習い事としてのクライミングのメリットは自立した問題解決能力を養えることにあると考えています。


こちらは5年生のアユミさん。

最上級生への進級を目前に控える彼女は挑む課題も最高レベル。

コーチのアドバイスをどんどん吸収し、メキメキと成長中!

そしてなによりがとても楽しそうに登ってくれます!


体育座りでオブザベ中。

カメラに気づいてちらりと一瞥。


そしてトライ!

登り方を思案し、実践し、失敗したら反省して、また再挑戦。

いわゆるPDCAサイクルを自然と身につけられるのは、習い事としてのクライミングの大きな長所です。


こちらは別クラスからの振替で参加してくれた小学4年生。

小柄ながら、ホールドを力強く保持できています。

当ジムは振替に柔軟に対応しているので、欠席してもレッスンが無駄になることはありません。



……おや?

カメラが気になる様子の生徒が1人。




当ジムの名物クライマー、エイジくん!

このクラスの盛り上げ役です。


そんな彼には登る前の儀式があります。


ばっ!



すぅ……



ふぅ……



しゃきーんっ










……整ったようです

これが通称”エイジパワー”。

写真を撮られている今日だから特別にやっているわけではありません。

彼のいつもの光景ルーティンです。

そしてしっかり強い。

とっても負けず嫌いで、それでいてすごく頑張り屋さんな彼はほかのクライマーたちにいつも元気を与えてくれています。



すでにご紹介したリホさん、ルキさんとともに、彼も小学6年生。

6年生は4月から当ジムのボルダリング部に入部する予定です。


ボルダリング部は中高生選手チーム

過去のキッズスクール卒業生たちがたくさん所属してくれています。


もしもスクールでボルダリングにハマり、小学生を卒業しても続けていってくれるようなら……


いっしょに合宿に行ったり……


みんなで大会に出たりします!


こうした「小学校卒業後」のプログラムがあることは当スクールの強みです。

小学生から高校生にかけて青春時代を全面的にサポートいたします!



というわけで。

最後はすこし宣伝させていただいちゃいましたが、今回のレポートは以上になります。

興味の湧いた方はぜひ実際にご来店いただき、キッズスクールの様子を直接ご覧になってみてください!



最後までお読みいただきありがとうございました。

それではみなさん。

ガンバです!


提供:ボルダリングジムBolBol