第2回ボルダリング部合宿in秦野【1日目】

今回は8月7日から1泊2日で実施したボルダリング部の夏合宿の模様をご報告したいと思います。

昨年の初合宿からさらに部員も増え、スタッフも合わせて総勢23名で行なうことになりました!

そんなにぎやかな夏の思い出を時系列に沿ってご報告したいと思います!

どうしてこんなことに!?
その真相は最後まで読んで確かめてください!

現地到着!

時刻は朝の8時30分。

部員たちは秦野市の渋沢駅に集合しました。

そこからコーチと合流してバス移動。

宿泊施設の最寄り駅「大倉」に至ります。

さらに施設まで徒歩移動。

吊り橋を渡って宿舎を目指しました。


当日の朝はあいにくの雨模様。

ですが、年に1度のビッグイベントということもあって足取りは軽やか!

小雨程度ということもあり、合宿の実施に支障はありませんでした。

コーチの引率のもと宿舎へ移動。
奥に見える吊り橋を渡ってきました。

バス停から歩くこと10分弱。

山岳スポーツセンターに到着!

到着のVサイン!
幸いなことに雨もほとんど止みました。

到着したら手早く荷物を各部屋に搬入。

そして、さっそく午前の練習へ向かいました!

隣接するクライミングジムへ移動
楽しそうな笑顔!
(じつは写真を撮ろうとして逃げられてるところです……)

コンペ形式の午前練習

さて。

丹沢クライミングパークに到着!

施設前で記念撮影

今回の合宿では1日目の午前と午後、そして2日目の午前と計3回に分けて練習し、ボルダリング漬けの生活を送ってもらいます!

1日目の午前はコンペ形式の練習を開催。

遠征の醍醐味はオンサイトトライ。

初見の課題を利用して本番を想定した実践的なトレーニングを行なってもらいます。

そんなわけで。

午前中は貸し切り!

ジム内を見渡すかぎりボル部となりました。

ウォーミングアップのために広がる部員たち
初見の壁のオブザベも兼ねています
施設正面から見て裏側のエリアはこんな感じ

コンペ形式の練習を効果的に行なうために専有利用を申請して、ご許可をいただきました。

さらには練習中は神奈川カップで使用されたコンペ用BGMをかけていただき、雰囲気を盛り上げていただきました。

クライミングパークの多大なご厚意にこの場をお借りして改めて感謝申し上げます!

さて。

そんな最高の環境で模擬コンペ開始です!

スタート前にオブザベをする部員たち。

今回は本番さながらに”予選”と”本戦”に分けて練習を行ないます。

予選はポイント加算方式のセッション。

登れたグレードに応じて点数が加算され、その総合得点で順位を競います。

もちろん難しい課題を登るほどに高得点!

それでは予選スタートです

ボル部一期生の渋谷軌ノ輔選手。
4月にはこの会場でボルダー神奈川カップエキスパートに出場。
神奈川屈指の強豪クライマーたちと戦いました。

軌ノ輔選手の妹、1年生の渋谷佳依選手。
神奈川カップに兄と一緒に出場してエキスパートジュニア5位。
3期生のエースです!

同じく1期生の岩崎和瑚選手。
キッズスクールから持ち上がる選手が多いなか、彼女は外部からの加入。
今年のTNFCにはD2で参加することが決まった期待の成長株です!

完登できたら事前に配布しておいた記録用紙に記入。
のちほど集計してポイントを競います。

神奈川エキスパートジュニア優勝の原輝久選手。
今年も強化選手に認定され、着実にますます進化中です!
この日も初見の初段課題をどかどか落としてました!!

東京都認定選手の出浦清春選手。
佳依選手とならび1期生のエースクライマーです!

2期生の内田悠里選手は今年の神奈川カップで一般中学生3位に!
思い切った選択とトリッキーなムーブが得意です。
(スプラでも”クセ武器”の扱いが上手いらしいです)

3期生の1年生、平本翔琉選手。
コーチのアドバイスをよく取り入れる勤勉なクライマー。
成長期を迎えてリーチを手にしたときに化ける可能性大です!
1期生にして唯一の高校生、長柄侑希選手。
第一志望にも見事合格し、クライミングと勉強を両立しています。
高校生らしい活発さと落ち着きを備えたチームの良きお姉さんです。

3期生の新1年生、坂間美音選手。
明るくて一生懸命なムードメーカー。
陸上部とボルダリングを両立してがんばっています!

同じく3期生の加藤結里選手。
クライミングはほぼ中学生から。
ひたむきな姿勢でぐんぐん成長中です!
結里選手と同校から入部してくれた渡邉稔選手。
後に登場する侑己選手と3人でいつも仲良く登っています。

セッション方式はお互いの登りを見れるのが良いところ。
励まし合ったり学び合ったりできます。

予選が終わるといよいよ決勝!

コーチたちがあらかじめ指定しておいた決勝課題3本を登ってもらいます。

これらの課題は予選時には手をつけないように指示してあったので、決勝進出者はオンサイトで挑むことになりました。

決勝は変則的なベルコン方式。
オブザベタイムをべつに設けてからのチャレンジです。

1年生の松島侑己選手はD3カテゴリーで決勝進出。
普段は寡黙ですがトライするときの眼差しは情熱的。

D2決勝に進出した加藤凪紗選手。
向上心に溢れた彼女は学業のほうでも優秀。
”成長する力”を磨くというボル部の理念を体現してくれています!

D3予選に出場の杉崎潤奈選手。
キッズスクールのときから弟といっしょに通ってくれています。
ボル部に入って一段と熱心に登るようになりました!

ブラッシング係もあり。
本番に近い緊張感を再現しようと努めます。

貸し切りのメリットを利用して、決勝は3カテゴリー同時進行。
奥と手前はそれぞれ別カテゴリーです。

決勝課題は公式コンペにありそうなトリッキーなものを選択。
さまざまなホールディングとムーブが試されるようにしました。

中学1年生には厳しいランジ課題にも挑戦してもらいました。
こうした瞬発的なムーブの練習にもボル部は精力的です。

昼食と休憩時間

午前の模擬コンペが終了したら、午後の練習に備えていったん宿舎に帰ります。

いったん練習場をあとにする部員たち。
登りこんだあとの表情はみな爽やかです。

雨はすっかり上がって夏らしい空になっていました。

宿舎に帰還後は持参したお弁当で昼食タイム。

今回の合宿では初日の夕飯と、2日目の朝・昼の計3食が提供されますが、初日の昼食だけはスタッフが準備する時間がないため各自で用意してもらいました。

食堂に集合してみんなで昼食をとりました。

食後はしばしの昼休憩。

自由時間として午後の練習に備えてもらいました。

廊下に集合してゲームをする男子部員たち。コロナの影響でほかの教室に入ることができなくなったので、今は「みんなで遊ぶときは廊下」が常識なのだとか。

セッションの午後練習

14時からは本日練習。

ふたたびジムにやってきました。

各自でストレッチなどして練習に備えます。
練習内容をプリントで確認する勤勉な選手もいますね!

部員たちを6〜7人のチームに分けて、それぞれでセッション形式の練習を行ないます。

ジム全体を3エリアに分割して一定時間でローテーションしてもらいました。

チームは実力が均等になるように編成されていて、翌日にはこのチームで団体戦を行なってもらう予定です。

この時間はその団体戦に備えて、それぞれのチーム内でお互いに教え合い、各々がより高度な課題を登れるように目指してもらいました。

まずはミーティングを行ない、練習の目的を共有します。

それぞれのチームには1名ずつ強化選手クラスが配属されていて、ほかの部員たちに見本を見せてあげます。
本人にとっても「教える」という行為は学びの多いものです。

午前練習を経てもまだまだ元気なのは1年生の樋口凜選手。
クライミング歴は短いものの、持ち前の瞬発力と長い四肢を活かしたダイナミックなムーブが得意です。

こちらはすっかりお疲れモード……
ではなく、たんに写真に撮られたくないだけ(思春期)。

先輩と後輩で並んで練習中!
池口優花選手と小林李緒選手です。

もちろん部員同士だけではなく適宜コーチから指示・指導があります。

入浴と夕食

本日の練習がすべて終了したあとは、各人で交替で入浴を済ませてもらい、食堂に集合して夕食をとりました。

夕飯はカレーライス。
トッピングはバイキング形式です!
食後はお皿洗いを手伝ってくれる部員もいました。
どうもありがとう!

レクリーエーションタイム

頑張った部員たちの1日の終わりはレクリエーション。

事前にとったアンケートでその内容を決めました。

ずばり。


肝試し。


夏の風物詩とも言える最恐の遊戯で1日目を締めくくることになりました。

ところが、たいへん残念なことに大自然の夜という暗黒環境のためにその様子を写真でお見せすることができません……

これをご覧のみなさんにはルールだけお見せしてそのスリルを想像していただくことにします。

部員たちに配布した資料です。
怖そうでしょう?

保護者の方たちは部員のお子様たちにぜひ聞いてみてください!

というわけで、肝試しを最終プログラムとして1日目は終了。

就寝時間は22時30分でした。

後編(2日目)に続く

今回のご報告は写真の多さを考慮して二部作とし、前編にあたる本記事では1日目の様子をお伝えしました。

後編は2日目をレポートするので引き続きお楽しみください!





提供:ボルダリングジムBolBol