【ボルダリング部レポート】神奈川カップ1日目(前編)!



2024年4月13日。

神奈川カップ2024!


代表選考会を兼ねた県内最高峰の公式コンペに、昨年に引き続きボルダリング部が挑戦しました。


舞台となるのは秦野市。

丹沢クライミングパーク



時刻は朝の8時30分。

会場はまだ嵐の前の静けさです。

まだ人気もまばらな会場前の広場。

おいしそうなクッキングカー。
昨年はなかったような?

ボル部は今年で創部4年目。

年々部員も増え、本大会に参加する選手も増えてきました。

今年は総勢15人がボル部から出陣!

過去最多の出場者となりました。



登場したのは女子のエース!

すでにウォーミングアップを終えて準備万端なようです。

昨年は本大会の決勝に進出。

そして3月にはTNFC本戦も経験しました!

この一年で飛躍的に成長した彼女は、ごらんのとおり貫禄のある余裕の笑顔を見せてくれています。

背中にBolBolの文字。

看板背負ってがんばってくれます!

ゼッケンで隠れちゃってます!


1日目はエキスパートの部。

代表選手を目指す県内屈指のクライマーたちが集結しています。

この翌日には一般の部が開催されるため、応援とオブザベーションを兼ねてこの日は登らないボル部の部員たちもかけつけました!

応援組も続々到着!
彼らの出番は翌日です。


時刻はまもなく9時ちょうど。

いよいよジュニア女子の部がはじまります!



ジュニア女子予選

ジュニア女子の競技がはじまりました。

注目の2年生エースが最初に選んだのはこの課題。


彼女の実力なら余裕で登れそうですが、一番簡単な課題というわけではなさそうです。

数々のコンペを練り歩き経験値をためてきた彼女は、セッション形式における課題選びの腕も磨きをかけてきました。


ちなみにこの課題、施設の裏面にあたる場所に位置しています。

観戦するのはちょっと大変なんです。

こんな感じに窓から覗かなければなりません。

それはさておき、選手が登り始めました。


順調にコードをあげ、思ったとおり楽々とゾーンを獲得します。


そしてそのまま一撃完登。

快調な滑り出しです!


その後も順調に課題を攻略していく彼女。

やがて、今回の勝負課題のひとつと思しきルートに挑戦することになりました。


こちらの緑ホールドの課題。

ごらんのとおり、初手はランジです。


スタートポジションにつく女子エース。

しっかりとタメをつくって……


見事なダブルダイノ!



ゴール取りもダイナミック!!



そして見事に完登。

ライバルたちに差をつけました。



同じ課題に挑戦するのは期待の新人

今年からボルダリング部に入ってくれた中学1年生です。

すでに十分な実力者である彼女ですが、はじめてのエキスパート部門で緊張があったのか、ここまではすこしもたついていました。

しかし、この課題から本領を発揮します!



長身を活かした静的スタティックなゴール取り。



先輩に続いてしっかり完登!





女子部員たちが奮闘を続ける一方で。

ジュニア男子に出場する部員がアップを開始しました。

ジュニア男子唯一の出場者。
やはり期待の新入生です。

フィンガーボードでまずは懸垂。
広背筋を温めています。



ふたたび競技の観戦へ。

さきほどの完登で勢いをつかんだ新入部員。

1度落ちてしまった課題に再挑戦しようとしています。


大きく見える取り先は持ち感悪め。

勢いよくでなければならないものの、右手だけでは止まりません。


意を決して飛び出して……



左手を瞬時にカチに寄せます!

振られも少なくお見事です。



その後も順調に高度をあげてしっかり完登。

本来の力を発揮し始めてくれました。





一方その頃。


ジュニア女子予選の終了が迫ってきた10時前。

男子エキスパートの選手も続々到着しました!



ゲストセッターでおなじみのショウさん!

コンペからは遠ざかっていたようですが、このたびはなんと選手として参戦されました!


同じく、大谷さん!(中央)

ショウさん同様、ゲストセッターとしてたびたびお世話になっています。

両サイドはボルダリング部の顧問とコーチ。

顧問は翌日の一般に出場。

拓真コーチのエキスパート出場は毎年恒例。

今年も中学生たちといっしょにがんばります!!


さらには中学生クライマー3人衆。

3人とも強化選手・強化候補の経験者です!

ボルダリング部は左の選手のみですが、残りの2人もかつてはBolBolの在籍してくれていた仲間たち。

普段の練習環境は違う3人ですが、コンペではこうしてそろって日頃の成果を競い合うよきライバルです!





さて。

そんなふうに男子クライマーたちを迎えていると……



エースがすでに全完を果たしていました!

競技場から降りてきて、応援のチームメイトと話しています。



ところが。

彼女のほかにも全完者が続出

どうやら本大会のジュニア女子予選はセッターの想定以上に出場者たちの実力が高かったようです。

彼女は全完したものの、すべて一撃とはいかなったために逆転される可能性もあります。

決勝進出はほかの選手の結果次第です。





一方で。

最後の1課題に挑戦中の新入生。


リザルトを見るに最難課題です。

曲線的な三角錐のホールドの持ち感がかなり悪く、しっかりと保持するためにはかなりのパワーと繊細なポジショニングが求められます。

男子ならともかく、筋力で劣る女子選手にはかなりシビアなルートとなっているようです。



最後まで粘ったものの、この課題の挑戦中にあえなくタイムアップ。

ゾーンは保持できたものの、そこからしっかりと手を出すことがどうしてもできませんでした。



かくしてジュニア女子の予選が終了!

気になる結果は……





エースが無事に決勝進出!

応援に来てくれた部員といっしょに記念撮影です。

20名中9名が完登という波乱の大混戦でしたが、予選5位で通過することができました。

彼女はこのあと、ほかのカテゴリーの予選終了を待って、決勝戦に挑みます!





決勝戦は続編で!

今回は神奈川カップ1日目に行なわれたジュニア女子予選についてお伝えしました。

神奈川カップはご報告したいことが盛り沢山。

シリーズ記事として次々と公開していきますので、みなさんぜひチェックしていただきますようよろしくお願いします!

ほかの選手の活躍は次回以降ご紹介します!


紙幅の都合でなんだか最後は盛り上がり半ばにして打ち切りになってしまった連載漫画みたいになってしまいましたが、ちゃんとご報告するのでいましばらくお待ちください(汗)

ひとまず今回は以上になります。

最後までお読みいただきありがとうございました。

それではみなさん。

ガンバです!


提供:ボルダリングジムBolBol