国内最高峰のボルダリングコンペ。
The North Face Cup !
全国各地で予選会が行なわれ、その成績優秀者だけが本戦大会に進出することができます。
先日このブログではその予選会(地区大会)の模様をお伝えしました。
そして去る2月28日!
この日が本戦(全国大会)!
全国各地から結集した実力者たちが雌雄を決する年に一度の大舞台です。

会場はこちら!
Base camp 入間店!
日本クライミング界のレジェンドクライマーである平山ユージ氏が主宰するクライミングのメッカです。

出入り口に大会のバナー。
この施設も今回の大会も、彼の名前とともに世界的にとても有名で、まさに国内最高峰のボルダリングイベントとなっています。
このゲートを選手としてくぐる経験はかけがえのないものになることでしょう。

場内はすでにすごい熱量!
到着したときにはU10(10歳以下)の競技が行なわれていました。
選手たちを盛り上げるサウンドが大音量で響き、懸命に登攀を繰り返しているクライマーたちはもちろんのこと、実況と解説、さらには応援の方々も一体となって、迫力あるムードを創りあげています。

現地入りしたボルダリング部メンバー。
応援組といっしょになって、まもなく競技に挑む選手がじっくりと会場の空気感に精神を馴染ませています。

今回の主役の1人!
小学6年生の上原蒼介選手!!
東京の予選会で堂々の1位通過を果たし、今回の決戦の地に満を持して到達しました。
表情には隠しきれない緊張がにじんでいますが、それもそのはずで彼は本大会初出場です。
初出場にして初の全国進出!
この偉業を達成した彼のチャレンジを、これからしっかりレポートします!

ついに競技開始!
やや動きが硬いものの、最初に選んだ課題を力強く登っています。

そして見事に一撃!
初めての全国大会は幸先の良い完登スタートになりました。

続いて挑んだスラブも完登。
初の大舞台で堂々と着実に完登数を重ねていきます。
ボルダリングコンペは完登したルートの本数や、それに要したトライ回数で競いますが、本大会はトライ回数に関してはカウントしないルール。
登れたかどうかのシンプルなバトルとなります!

一方で苦戦したのはこの課題。
インパクトのある見た目とは裏腹に、中間部の処理がとても繊細です。
運動連鎖によって上手に出力できて、ポジショニングの見極めて身体を器用に動かせる彼ですが、その一方でフットワークには小学生らしいの粗さを残しています。
その弱点を容赦なく突いてくる課題となっていました。
コンペは発見の場でもあります。
国内屈指のルートセッターたちがつくってくれた高品質の課題を通じて自分の弱点を知り、次にやるべきことを検討し、実行していってほしいと思います。

こちらもなかなか難しい課題!
半数の選手の攻略を阻んだ中ボス課題です。

小さめのボテに付いた極小のカチを保持しつつ、重心をじわじわと右へ。
右足も事故りやすそうな外傾した薄めのホールド。
スラブらしいバランシーな身のこなしが求められますが、こういうところは彼の強みが存分に発揮されます!

見事に身体の切り返しに成功!

左手をしっかり保持して立ち上がり…

苦しい体勢できっちり耐えて…

見事に完登!
かなりの人数を落としたこの課題を登ることができたのは素晴らしいことです。
全国の大舞台に相応しい実力を備えていることをきっちりと証明してくれました!

終盤にさしかかり、それまでに何度か失敗してしまった課題にも果敢にトライを重ねます。
どんな順番でどのタイミングでチャレンジするの、という課題選びもセッション方式のコンペではたいへん重要。
順番待ちの間も決して気が抜けず、頭をフル回転させて短時間の間にPDCAを高速で回していくボルダリングコンペです。

そしてしっかりと完登!
短い間に自身の動き(ムーブ)を修正して見事に対応してくれました。
そしてここで競技終了。
結果は33名中16名。
2日目の準決勝に進出することはできませんでしたが、初めての全国大会で中堅につけ、立派に挑戦し切ってくれました。

競技後の記念撮影!
応援にかけつけたメンバーといっしょに撮影しました。
終了直後には悔しさをにじませていた蒼介選手でしたが、こうして笑顔を見せていっしょに映ってくれています。
こうしたメンタルのコントロールも彼は素晴らしく、まだ幼いながらもじつに優秀なクライマーです。
もちろん、その明るい表情の裏には未だ強い
しかし、日頃から見せてくれている彼のメンタリティなら、そうしたフラストレーションをバネにしてさらに飛躍してくれるであろうと確信できます!
さて、時刻はお昼すぎ。
次にボルダリング部から選手が出場するのは17時の最終セッションなので、しばし自由行動としました。

特設の大型モニターに流れていくリアルタイムリザルト。
選手たちの成績を随時更新して映しています。
現在は女子の最上位カテゴリーが競技中。
まもなく男子の最上位カテゴリーです…!

出場する高校生たちを発見!
みんなで課題のオブザベ中のようです。

BolBolに縁ある3人組!
左側は内藤雅琥選手。
いまは練習環境の模索のために離れましたが、一昨年まではボルダリング部に所属していて、一緒に本大会を戦ってくれました(そのときの記事はこちら)
中央は松平瑠良選手。
BolBolキッズスクールのOBで、卒業後も大会や遠征先でたびたび後輩たちのお世話をしてくれる気の優しい好青年です。
そして右側!
ボル部エースの原輝久選手!
今回はついにこの3人で国内トップカテゴリーに挑戦します!!

ついに始まった最強セッション!
最初に輝久選手に勢いをつけてくれたのはこの課題でした。

勢いよく飛び出して!

パドリングして止める!!

そして完登!!
かなりの高出力が必要になる課題でしたが、おそらくはこれが出題された10本のなかで最も簡単なルート。
国内最高峰のコンペの、さらにその最上位カテゴリーの難易度は半端じゃありません!

雅琥選手も着実に登っていく!
バランス感覚もパワーもさらに磨きがかかっています。
今はチームメイトではないものの、彼のこうした活躍と成長には、卒業後にもひたむきに続けられた努力に思いが馳せられて胸が熱くなります…!

ふたたび輝久選手!
こちらも先ほどの課題と構成が似ていて、パワーに定評がある彼としてはとっつきやすそうです!

思い切りランジして抱きかかえ!
腰位置が高くて見事な跳躍です!!

そのまま上部は落ち着いて…

見事に完登!!
しかし、これもまた出題のなかでは簡単なほう。
容赦ないルートがまだまだ控えています。

こちらボス課題(勝負課題)!
難易度はかなりのもので、国内トップレベルのクライマーが集うこのセッション中にその3分の2を落としました。
輝久選手もこれには大いに苦戦中です。

こちらも勝負課題。
登っているのは瑠良選手。
さすがに国内最高難易度の課題を前に苦戦していましたが、雅琥選手と同様、BolBolを離れたあとにも大きく成長した姿を示してくれました!

期せずして発生した輝久と雅琥選手のコラボレーション。
ライバルとして、友人として、まさに苦楽をともにして切磋琢磨しています…!
こうして競技は終了。
今回は準決勝進出とはなりませんでした。
高校生たちはみんな神奈川県内屈指の実力者でしたが、全国区の猛者たちの壁は高かったようです。
とはいえ、彼らはルール上、今回は最年少で出場していました。
ポテンシャルまみれの彼らの今後に、大きな期待を抱かずにはいられません!
今回のご報告は以上になります。
出場した選手はもちろんのこと、チームとしても、運営者としても大きな収穫があり、さらに高い意識をもって練習およびその環境を整備していく必要性を感じました。
現地でもお伝えしましたが、今回、優秀な成績を上げ、全国大会という場に当事者として訪れるチャンスをチームにもたらしてくれた上原蒼介選手と原輝久選手の努力に対して、そしてそのご家族の方のご協力に対して、改めて深謝申し上げます!
読者のみなさまも最期までお読みいただきありがとうございました!
それではみなさん。
ガンバです!

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最後までお読みいただきありがとうございました。
それではみなさん。
ガンバです!
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