こんにちは 。 橘と申します。
今回の記事は。
「ボルダリングジムってどんなとこ?」
「ジムでの練習でどんな感じでやるの?」
「他店はどんな感じ?」
という疑問をお持ちの方々に向けぼくの個人的な練習模様をご紹介いたします!
とりあえず誰なんだお前は。
というお声が聞こえてきそうなので、まずは簡単に自己紹介させていただきます。
ぼくはもともとふつうにボルダリングジムに通っていた”お客さん”でした。
しかし、趣味として通っているうちにボルダリングに魅了され、さらに前職としてスポーツインストラクターをやっていたこともあり、「ジムのお手伝いをしてみたいなあ」という思いが募っていきました。
そして、ある日。
ジムのお手伝いがしたいです!
いいですよ。
というドラマチックなやりとりの末に、晴れてお手伝いをさせていただくことになったのでした。
というわけで、クライマーとしてもスタッフとしてもまだまだひよっこなぼくですが、裏を返せば一般のお客様とほどんど立場が変わらない人間ということです。
かくして、”BolBolの楽しみ方”のモデルケースとして、僭越ながらぼくの練習風景をご紹介することとなった次第です。
自分ごときがBolBolを代表してご紹介することにかなりの抵抗を覚えますが、「こんな楽しみ方もあるのね」くらいに流し読みしていただければ幸いです。
ボルダリングの楽しみ方
ところで、ボルダリングにはさまざまな楽しみ方があります。
フィットネスとして健康や美容目的で取り組むのも良いですし、パーティーゲーム感覚でみんなで盛り上がるのも素敵です。
競技スポーツとして完登数を競って切磋琢磨するのもエキサイティングですし、求道者としてひたすらに自身と向き合い続けるのもクールです。
こうしたボルダリングの多面性を感じていただくために、今回は2通りの楽しみ方をご紹介したいと思います。
最初に”みんなでボルダリング”モードの日をご紹介し、続いて”ひとりでボルダリング”モードの日をご覧いただきたいと思います!
みんなでセッションの日
この日は、同じ課題にみんなで挑戦する、いわゆるセッションを目的にやってきました。
上達のためにガツガツ登るというよりは、楽しさメインの日にしていこうと思います。
まずは2階のストレッチスペースで準備体操を始めます。
怪我をしてしまってはせっかくの楽しみも台無しですから、ウォーミングアップは不可欠です。
ひととおり身体をほぐしたので、下に降りて壁を触りはじめようと思います。
課題に挑むというよりは、持ちやすいホールドを利用して自由に登り、身体を慣らしていきます。
ウォーミングアップが終了しました。
セッション仲間が到着するまではもう少し時間がありそうですから、しばらく個人練習をして待ちたいと思います。
この日は月のはじまりだったので、マンスリー課題に挑むことにしました。
BolBolでは毎月新しい課題が30本用意されます。
番号が大きくなるにつれて難易度が上がっていくので、何番まで落とせるのか試してみると自分の実力や成長が測れます。
徐々にレベルが上がっていく課題に1つずつ挑んでいきます。
身体が温まってきましたので。
上着を脱ぎます!
体温もさることながら、テンションがばっちりと上がってきました。
ということで、まったく必要のないダイナミックな動きなんかもしちゃいます。
気分は楢崎智亜プロです。
落ちました。
楢崎タイム終了です。
やっぱり自分はただの凡人クライマーでした。
現実に引き戻されたところで、ちょうどセッション仲間が集まりはじめました。
今日はどうします?
またセッションしましょうか。
お願いします!
というように、セッションの意志を確認します。
こうした集団練習は事前に約束を取りつけているわけではありません。
ボルダリングジムには個人の「したいこと」を尊重する雰囲気があるので、そのときの体調や気分に合わせて”ソロプレイ”も”チームプレイ”も自由に選べます。
この日はムーンボードセッションでした。
ムーンボードの課題は手数が少なく、順番をテンポ良く回すことができるため、複数人でのセッションにもってこいです。
一番簡単な課題が3級相当なので、初心者のうちはやや敷居が高いとは言えますが、挑戦してはいけない理由はありません。
ぼくも最初はスタートすることさえままならない状態でしたが、先輩クライマーの方々にたくさんの声援とアドバイスをいただき、すくすくと成長することができました!
さて。
気がつけば「気まぐれ課題」のセッションに移行しました。
「気まぐれ課題」はお客様たち自身が作問した課題ですので、スタッフが用意する課題とはまた違った面白さがあります。
出題者が仕掛けた意図を読み取ろうと、みんなであれこれと試します。
受験生時代にもこれくらい真剣に「作者の気持ち」と向き合っていたら、国語の偏差値がもっと上がったのかもしれません。
セッションが終わりました。
みんなで登っていると積極的に登ることになり、課題の攻略法について話し合ったりすることにもなるので、結果的には良いトレーニングになります。
そんなわけで、楽しさメインの日とはいえ、十分に汗を流した状態で、この日の練習を終えました。
ソロでガチ練の日
この日は全力で追い込む日にしようと決めてやってきました。
みんなで盛り上がるのは楽しいものですが、ボルダリングは基本的には個人スポーツ。
実力や弱点、目標は人それぞれですから、上達を目指すのであれば一人で黙々と登ることだって必要になります。
というわけで、孤独のグルメさながらのソロ活精神を全開にして取り組んでいきます!
さて。
この日は特訓日ですから、さらにハードにウォーミングアップをします。
テープ課題(常設課題)を連続して落としていくサーキットトレーニングを行なっていきます。
BolBolには各グレードに15本前後の課題が用意されているため、こうしたサーキットトレーニングがしやすいジムです。
傍目にはかなり落ち着きのないヤツですが、このトレーニングはスピード感が命なので、ほかのお客様の順番を抜かしてしまわないように注意しつつも、連続性を損なわないように集中して登っていきます。
幸い、みなさん温かくスルーしてくださったので、この調子でどんどん登りたいと思います。
ウォーミングアップが完了しました。
挨拶を除けば、ここまで他人との会話はゼロ。
もはや完全にぼっちですが、そういう日なので問題はありません。
そもそもボルダリングは人ではなく壁と向き合うスポーツなので、お一人様との親和性は抜群です。
それに、”ぼっち”と言っても、まわりには同じスポーツに励むジムメイトの方々がいらっしゃるので、図書館で勉強するときみたいなさりげない連帯感があります。
というわけで、「みなさんやってるなあ」と感じつつ、自分の練習に集中します。
いよいよ未完登課題への挑戦を始めていきます。
自分の限界を超えた課題への挑戦なので、もちろん思うように登れません。
ぼてぼてと何度も落ちますが、試行錯誤を繰り返します。
結局、この日も宿題は回収できませんでしたが、同じ課題ばかりやっていると上達する能力に偏りが生まれてしまうため、べつの課題に移行します。
ということで、スラブ練習に移行します。
一般に、強傾斜と比較すると垂壁やスラブはバランス感覚や柔軟性が求められます。
強傾斜とはまた違った難しさがある反面、最大筋力的な保持力や懸垂力は要求されないので、普段から練習後半の追い込みに利用しています。
こんな感じで、求められる能力が異なる課題を選んで取り組むと、効率的かつバランスよく鍛えられると考えています。
こんな感じで、特訓終了です。
クールダウンもしておきたいところですが、この日は時間いっぱいに練習したので、ストレッチなどは自宅で行なうことにします。
というわけで、ありったけの乳酸と満足感をお土産に帰路につきました。
レポートは以上になります。
ボルダリングジムの楽しみ方や、BolBolの魅力を感じ取っていただけたでしょうか?
これをきっかけに当店にお越しいただけたり、ボルダリングのモチベーションを高めていただけたりしたのであれば幸いです。
BolBol公式サイトへのリンクはページ下部にありますので、興味のある方はぜひそちらもチェックしてみてください!
また、今回はぼくの個人的な練習風景を披露しましたが、当ブログでは一般的な練習方法についてもご紹介しておりますので、よろしければ以下の記事もご覧になってみてください。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
それでは、ガンバです!
提供:ボルダリングジムBolBol