【外岩レポート第2段】兄岩のサマータイム【前編】

タクマ
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こんにちは。BolBolのタクマです。


載企画として先月無事にスタートさせることができた”外岩レポート”。

第2回目となった今回は、2日に分けて挑んだ小川山の兄岩についてご報告します。

明暗差で怖い感じになってしまいましたが、今回は兄岩からお届けします。

小川山といえば山梨と長野の県境に位置する山脈。

かの有名なボルダー課題 ”エイハブ船長(ボルダー1級)”を擁することで知られる外岩クライミングのメッカです。

そんな小川山で、今回は個人的な一大プロジェクトを始動させるために登ってきました。

5月29日(1日目)

目標とするリード課題を設定することが、この日の目的でした。

去年(2021年)の7月に、瑞牆山はカサメリ沢のリード課題「神の手(5.13c/d)」を約1年かけて完登しましたが、そうした己の限界に挑む長期的なチャレンジにまた取り組みたくなったのです。


そこで、入念な下調べの結果、小川山の兄岩に”サマータイム”という超高難度の課題が存在することを知り、実際にトライしてみるべく足を運んだのでした。

サマータイム(5.13b/c)。見事な絶壁です。

実際にトライしたところ、これは最高の課題でした!

「限界に挑むための課題」として、その難易度・内容ともに申し分ありません。

それでいて、まったくの絶望というわけでもなく、現実的なチャレンジとなりそうです。

高い知名度に比して圧倒的に少ない完登者数にも、モチベーションを刺激されます。

というわけで、今年の目標課題は”サマータイム”に決定です!

体力と時間の都合で2回のトライに留まりましたが、これから通い続けて完登を目指します。


ちなみに、この日のメンバーはぼくを含めて総勢4名。

みんなで簡単な課題を登ることもしましたが、ほかの方々は、その滞在時間の大部分をぼくのバックアップに費やしてくださいました。

みなさんのご厚意を無駄にしないよう、必ずやこの新プロジェクトを成功させいたいと思います!

タクマ
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同行してくださった当日のメンバーには、この場を借りて改めて感謝いたします!

6月5日(2日目)

心者の方たちとトップロープで楽しむことがこの日のメイン

またしても小川山は兄岩にやってまいりました。

雄大な小川山をバックに記念撮影。

前述のとおり、1日目はほとんどぼくに付き合っていただいたので、この日はぼくがみなさんをサポートする番。

トップロープの準備をして、外岩初心者のみなさんにぞんぶんに登っていただきました!

マガジン(5.10 a NP)

しいコーナークラックが印象的な垂壁15mの課題です。

実際にトライするとグレーディングのわりにかなり難しく、みなさん苦戦を強いられました。

マガジン(5.10a NP)。

タクマ
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NP とは「ナチュラル・プロテクション」の略。クラックに設ける支点のことです。

最高フレーク(5.9 NP)

ち感の良いホールドが続く初心者向けの課題です。

とはいえ、傾斜がきつく足もないために、それなりにパワーを必要とします。

最高フレーク(5.9 NP)

下部から見るとかなりの迫力。

ほかにもいろいろ!

今回は写真の都合などで説明しきれませんが、ほかにもいろいろと登ってきました。

クラック課題は独特の面白さがあります。

もちろん、登るばかりではなく、大自然のなかでのひとときそれ自体も満喫してきました。

まったり休憩中。

すでにお伝えしたとおり、今回は初心者の方たちのトップロープがメインの日でしたが、せっかく来たので、ぼくも前回に引き続き”サマータイム”に再挑戦。

今回は1回だけのトライでしたが、前回のムーブを修正することができ、少しだけですが前進を感じることができました。

外岩初心者もベテランもいっしょになって楽しみました!

総括

レポートは以上になります。

今回は長期目標となる課題も決定し、初心者の方々にも外岩の楽しさを感じていただくことができて、クライマーとしてもスタッフとしても大きな収穫がありました。

なお、過去にご紹介した外岩やアウトドアに関する記事は以下のボタンからご覧になれます。

興味のある方はぜひどうぞ。


また、今回のレポートを読んで「行ってみたい」と思った方はぜひ当店を訪れてみてください。

外岩愛好家の方たちにも大好評のまぶし壁とムーンボードをご用意してお待ちしております。



タクマ
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