自分たちで天井工事したら壮絶でした


ご覧ください!

木目調の天井ができました!

創業8年目にして新たな1ページです!



こちらが工事前。

断熱材むき出しの硬派なスタイルです。

これはこれで味がありますが、やはり少々無骨なのが気がかりでした。

というわけでこのたび、さらなる快適な空間を目指して着工した次第です。



ところで。

こちらは工事中のワンシーン。







なかなか危険ハードです。

今回はこの天井工事にほぼほぼ自分たちのみで挑みました。

ご協力いただいたのは大工さんがお一人のみ。

その方には現場監督的な指示出しと木材の加工を中心にやっていただき、天井板を貼る作業は基本的には自分たちで行ないました。




こちらがその天井板。

全部で500枚以上でした。



これを3日間ほぼフル稼働で貼り付けたのです。

運んでいるときは「文化祭を思い出すな〜」なんて軽口を言っていたのですが…

舐めていました。



三段です。



DIYレベル三段を余裕で超えてました。

素人が手を出す領域をはるかに突き抜けた作業でしたが、専門家の助力によってどうにか完遂することができました。




今回はそんなスタッフたちの奮闘の記録をご報告したいと思います。

そんな人がいるかどうかはべつにして「うちの天井もDIYで木目調にしちゃおうかな〜」と考えている方には参考になる内容となっております!

ぜひ見ていってください!






さて。

まずは初日!

着工前の下準備からです。



こんなふうにまずは入口付近を棚などを運搬しました。

足場を組むスペースを確保するためです。




こちらは足場の土台となる板。

不安定なマットの上に組むために敷くことが必要になります。

薄そうな見た目に反してなかなかの重量です。



大工さんの指示を受けながら足場(タワー)を構築していきます。

拓真コーチは以前に勤めていたジムで経験がありました。

リード壁のセットをするときにも同じような足場を組むそうで、これはまだまだ低いほうだとか。




上からだとなかなかの高所。

しかもめちゃくちゃ揺れます。






ついに着工!

まずは天井板を打ちつける土台となる角材を従来の天井に貼りつけていきます。




これがすごいキツ

なにせ特殊なビスで鉄骨を打ち抜く作業です。

斬鉄剣で次から次へと無数のステルス機を切り倒すような石川五エ門もまっさおな作業を延々と繰り返します。

正面ではなく斜め上に向かって打つのもなかなかに過酷なポイントでした。

実際にやってもらわないとなかなか伝わらないかもしれませんが、肉体への負荷という点に限れば確実に初段以上はありました。




専門職の方々を除いて、こんな場所で作業する機会なんて人生にそうそうあるものじゃありません。

拓真コーチは腕に覚えがあったのでこの作業を一人で黙々と進めました。

今回は作業全体にわたって拓真コーチが頼もしかったです。

お見事!




基礎となる角材を打ち込めたら、あとはひたすら天井板を貼り付けていきます。

鉄骨に打つ作業からしたら木材へのビス止めなんてお豆腐に箸をいれるくらい簡単に思えました。

要領を掴んだあとはさくさくと快適に進みます。

もちろん疲労だけはじわじわ蓄積します。

あと天井付近は暑かったです。




厄介だった照明避け。

寸法を測って大工さんに切り欠きをつくってもらいます。

大工さんはさすがの手腕でしたが、自分たち素人は測り方がよくわからずオーダーに窮して大工さんを困らせてしまいました。

「そこは◯◯でしょ」と言われてもなんのことかさっぱり。

初心者の気持ちを思い出せた気がします。




きれいに貼れて大満足!




初日の前半戦が終了。

入口付近だけとはいえ天井が出現し始めました。

しかしこれで全体の8分の1程度です。

まだまだ先は長いです。




休憩

お茶目は大工さんといっしょにすでにやり遂げた感じでくつろいでいますが、まだ10%くらいしか終わってません。

ここからペースを上げていかないと間に合わないため頑張ります。

ちなみに差し入れは常連の方から。

常連さんの何人かは様子を見に来てくださり、とても励みになりました!!






作業再開!

切妻屋根の棟木にあたる部分は一番高くなっているため、足場のうえにさらに脚立を置いて作業する必要があります。

恐怖や危険度もグレードに含めていいなら1級相当の作業だったかもしれません……。



角材を鉄に打ちつけ、基礎ができたところで天井板を貼り付けていく。

箇所によって細かい対応の違いは出てくるものの、基本はこれの繰り返しです。



こちらが初日の成果!

かなりそれっぽくなってきてこの時点でけっこう感動しました。






2日目は足場づくりから。

微妙な位置で作業をするために木材を渡して板を固定しています。




さらに足場をずらして最難関の棟木部分の天井を仕上げていきます。

最も高い位置での作業なので恐怖心も腕への疲労も最大級です。




疲れすぎてジョジョ立ちっぽくなっちゃいました

やれやれです。






ついに折り返し!

東側の天井が完成し、残すは西側のみとなりました。

やっていることは単調で作業自体にはさすがに慣れてきましたが、あとは疲労と時間との戦いです。



下からは大工さんも見守ってくれています。



工期を間近に現場監督の指示も熱くなっていきます。

とにかく間に合わせなければなりません。

2日目は夜9時近くまで頑張りました!



そして最終日。



いよいよロフト部分!

長かった天井張りもラストスパートです。

休憩時間を除いてもすでに作業時間は20時間を超えていました。




終わりが見えてこの笑顔!

ですがさすがに疲れが隠しきれません!!




最後の板材敷き詰め作業。

丁寧に行なっていきます!



そしてついに……




3日間が終了!!

やりきりました!!




全作業終了後のくつろぎ。

夕食をとってきてから翌日からの通常営業のための原状復帰と清掃を行ない、出来上がった天井を眺めながらこのまったりです。

感慨深いといったらありませんでした。

3日間サポートしてくださった大工の方や、差し入れを持ってきてくださった常連の方には本当に感謝です。




じつは板材が足りなくなってしまい、一部分はこんな感じになっていたのですが……



現在はご覧のとおり!

後日きっちり仕上げました。





さて、今回のご報告は以上になります。

天井がリニューアルしたBolBolをこれからもよろしくお願いします!!

それではみなさん。

ガンバです!


提供:ボルダリングジムBolBol